レイチェルについて語った。がんばって

レイチェルシリーズを読んだ。
読んだのは2回目だけど、初めて読んだとき以上に興奮したｗ

呪文！魔法！
夢が詰まってる本ｗ
デモナータ以前に魔法にはまりかけたのは、この本の影響もあったのかも。
レイチェルシリーズと、セブンスタワーと、マーリンシリーズとかは、読み直してみたい本だった。
でもマーリンのやつは、メインがマーリン少年の成長だから、魔法はあんまり出てこなくてがっかりしたんだけど。
けど最後に羽がみんなに戻ってきて、みんなが空を飛んでるところははまった。
その後しばらくの間、羽にはまってた。

微妙だけどロマンなレイチェルシリーズを読んだことのない人にも伝わるように説明してみよう。


全3巻で、「レイチェルと滅びの呪文」、「レイチェルと魔法の匂い」、「レイチェルと魔導師の誓い」がある。
作者は「シルバー・チャイルド」も書いた、クリフ・マクニッシュ。
レイチェルシリーズは、シルバー・チャイルドを書くよりも前に書いた話。
シルバー・チャイルドよりは怖くないけど、ちょっと大きい子向けだと思う。
たまに表現がグロイ。
デモナータに通じるものがある気がする。

全部で3巻あるけど、一番できがいいのは第1巻。
読んでいると、想像力に文才がついていかなかったんじゃないかと思った。
だって計画性のあるハリポタと違って、行き当たりばったりなかんじがするもん。
1巻ではまだ登場している設定が少なくて管理できてるけど、だんだん設定がふくらんできて分からなくなってる。
1巻の想像力を使った魔法の対決が楽しかった。

3巻の主人公の無力っぷりはすごい。
それに比べて赤ん坊イェミの最強っぷりは、話のバランスを崩しているとも言えそう。
まぁ、魔法使える強いやつは嫌いじゃないから別にいい。
レイチェルの魔法の力は普通の子供よりは強いけど、それよりもさらに魔女とか魔導師の方が強い。
魔法の力に加えて腕力も使って戦ってるような気がするのはグリダで、1:1だと魔導師が一番強いと思う。
だけどなぜかイェミはその中のどれよりも強い。
最強だけど話が通じない、ある意味敵にとられたら怖い存在。
エリックは、魔法を使う人たちにとっては、最強。だけど呪文の純粋な力じゃない。

主人公が中ぐらいなのに、イェミが強すぎる。
英雄っぽいけど、……けっこう作者に放置されてるような。


あー、いつもどおりカオスになってきた。
がんばって話をまとめるぞ……。

このお話の謎というか意味分からん点をあげると長くなるから、そこを見るんじゃなかった。
おもしろいところを説明しないでどうするｗ


1巻ではレイチェルはいきなり魔女に誘拐されて、魔法の力が目覚める。
そこからマルクスがヒーローのように勇気を出して手助けしてくれて、最終的に魔女に勝つ。
……まぁ、ナルニアみたいに倒したのはレイチェルじゃなくて、魔導師ラープスケンジャだけど。
レイチェルの活躍は、謎を解いて魔導師を呼び寄せたこと。

マルクスは1巻ではヒーローみたいな扱いを受けているのに、3巻では影ぐらいしか出番がない。
むしろラストでみんなどうなったか気になるのに、ひとり別の星に遊びに行ったままになってるｗ
つまり放置された。
1巻ではレイチェルもヒーローの扱い。
魔女を倒すことのできる希望の子って言われてる。

練習しなくてもどんどん強くなっていく話だとも言われたりするけど、そこは気にしなくてもいいんじゃないかと思う。
魔法のコツをつかんだら、自由に想像力と集中力でなんでもできると思うよ。
そこがいい。
先天的な才能と、ちょっとした勇気だけで切り抜けちゃう何とも言えない主人公。

1巻の敵は魔女ドラグウェナなんだけど、まぁグロイ。
見た目がよう分からん。
作者の好みなんだと思ってる。
とにかく、魔女の力にはレイチェルはとても太刀打ちできなくて、がんばって逃げた。


2巻になると、イェミが出てくる。
舞台も地球になる。
2巻でのレイチェルの活躍は、イェミと敵よりも早く出会って友達になったこと、じゃない？
敵は魔女ドラグウェナの仲間の魔女たちなんだけど、中でもヒーブラってやつが強い。
魔導師と1:1でもいけるぐらい強い。
ま、最後はイェミが最強でした、ってかんじで終わるんだけど。

ヒーブラさんは、嫌いじゃない。
魔女たちを守るために、最後のよく分からん攻撃をひとりで受け止めてくれた。
……なぜか、魔女たちだけじゃなくて子供たちとかラープスケンジャもおかげで助かったんだけど。
ヒーブラさんとまともに戦って倒すのも見たかったかも。
敬意を持ってヒーブラには「さん」をつけていますｗ
だって魔女をせっかく守ったのに、ヒーブラさんが死んだせいで魔女たちは別のものに殺されかけたもん。

……グリダはガウトラサッカとかいうやつがいたけどロクでもないやつら。
なんだあの破壊衝動の塊は。
そのくせして微妙に意気地無しだし。
……どういう構造してんだあいつら。


3巻は、グリダから地球を守るにはどうすればいいかっていう話。
スペクトルっていう地球を守ることに特化した子供たちがでてくるんだけど、これを聞くとシルバー・チャイルドと同じものを感じる。
シルバー・チャイルドってたしか、地球を守るのに変化した子供がでてくる話だったよね？
だけどもう忘れた。

作者は何がしたいのか……。
1巻では魔法をつかうのに慣れてないからか、想像して集中して魔法をつかってたんだけど、だんだん話が進むにつれて呪文に切り替わってきた。
2巻3巻は呪文が目に隠れてるって感じ。
呪文をみんなが持っていて、それを使う。
……イマジネーションを使う魔法がおもしろかったんだけどなー。

敵もころころ変わるし、よく分からん。
地球が宇宙から襲われた時は、人類はいつか進化するだろうとかそんなかんじ？
もしかしてこの話にメッセージ性はないのか。
……魔法のファンタジーのロマンだけを追い求めたかんじはする。
その点を評価する。

この話にメッセージがあったとすれば、かなり過激。
子供たちは学校へ行かなくなる。
大人は無力だ。
子供世界。大人は無視。
何が言いたいのかよく分からん。


つまりだな、魔法だらけのファンタジー世界に浸かってみたかったら読んでみるといいお話。
意味を深く考えたら矛盾しててバランスがおかしいんだけど、魔力に関しては最強。
読み始めると魔力に捕まって止まらなくなります。

この本を読んで感じた印象が、翻訳のせいじゃなければいいんだけど。
原作もこんな調子で話が進んでいたのかどうか。
どうも疑ってしまう。

レイチェルシリーズに出てくる魔法はとっても魅力的だけど、それ以上にハリポタんがやっぱ好きだもん。
レイチェルシリーズとじゃ、レベルが違いすぎる。

んー、それにしても、魔女のイメージがひどくね？
オリン・フェンの魔女たちはかわいかったけど、それ以前に魔女に対する嫌悪感を子供に植え付けてしまったらどうする。
魔女は悪いヤツだって思われたらかわいそうじゃん。


ラープスケンジャつえー。
なのに3巻ではほとんど活躍してねぇー。
んでも、子供たちが魔法で自由に遊びまくってる光景は楽しい。
飛行の呪文で空を飛んでたり、海に潜ってる子もいたり、……ロマンだｗ
あたしもやりたいよ。
楽しそうだね……ｗ


そろそろレイチェルからはずれてもいいですｋ（
もう無理だ。そろそろ無理だ。

ハリポタの広辞苑並みに厚くないのが出たら、こりん見直す。
だからもう1回翻訳し直してくれ。
それにしても、やっかいな著作権だな。
翻訳する権利とかまであるんだから。



年賀状になるもんないかと探したんだけど、なかった。
虎ポケモンっていないの？
見た感じいなかった。
ちょっと意外。